レズビアンの私が出会い喫茶でおじさんにえんこう迫られた話(1)
26歳、レズビアンのおぐ実です。
職場の後輩が、飼っている魚が死んでしまったことを
「魚、今日の朝起きたら釈迦でしたー」
と言っていて、
「え!今の子って、死んだこと釈迦って言うの?」
と言ってしまいました。
いつの間にやら今の子を「今の子」と呼ぶようになってしまいました。
ほんの少し前まで私も「今の子」と呼ばれていたというのに…
そんな私が「今の子」だった頃
とにかくお金が無くて、キャバ嬢の友達に連れられ、キャバクラの面接に
行ったことがありました。
池袋で友達の知り合いのスカウトマンに会うことになっていて、
昼間っから落ち合いました。
汚い変な男でも来るかと思いきや、すっっごいイケメンが来ました。
いや芸能人かよ?ってくらいイケメンでした。
スカウトマンらしく、安定のクラッチバッグでした。
イケメンは、まず私達が働く条件を聞いてきました。
「エッチ系なし、普通のキャバクラ」
それだけでした。
「おぐ実ちゃん、すごいね、俺日傘差してる子とか一緒に歩いたことないよ。
清純系だよね、正直こういう子はあんまりキャバ向きではないんだよね~…」
と言われました。
…え、自分なりに精一杯派手にして来たつもりなんですけど!!
「うーーーん、ちょっとのお触りもダメ?ピンサロとかならすぐ紹介できるんだけど…」
いやダメですけど…夜の人はこんな会話普通にするんだな…
「じゃ、とりあえず新宿の店に夜面接行くって連絡しとくよ」
ということで、夜まで時間を潰すことになりました。
ほ ん と う に お金がなかったんです。
多分800円くらいしか持ってなかった気がする。
お昼ご飯をどこかに食べに行くという選択肢すらなかったんです。
そこで目に飛び込んで来たのが
でした。
…ん?
女性は飲み物、お菓子、漫画、
インターネット無料…??
なにこれヤバくない??漫画喫茶が無料ってこと??
でもこれ多分
軽めの風俗
だよな、というのは思いました。
でも、別にほんとにおじさんに外に連れ出されなくても、
お菓子食べてジュース飲んで出ればいいよね…
ということでまとまり、入ることにしました。
あまた日付跨いじゃった。
続く。
明日…続きを…